春の大正琴

2012年3月3日(土)大正琴の演奏会を開催しました。

寒さの厳しい今年の冬もようやく峠を越え、春の兆しが見えてきた今日このごろです。
有料老人ホーム・リバーサイドケア赤池1階の喫茶ラウンジには毎年ひな人形がにぎやかに飾られ、訪れる方々の目をひきつけています。
ひなまつりに合わせて、大正琴の演奏会を行いました。演奏して下さるのは毎年盆踊りを教えて下さる加藤先生と門下生の琴和美会の皆様です。

先生は参加されていらっしゃる入居者の方々とはすっかり顔なじみで、「お久しぶりですね。お元気でしたか?」と再会を喜ぶ挨拶から会が始まりました。
ひなまつりや季節の歌を大正琴に合わせて次々と歌っていくと、だんだんと元気が湧いてくるようです。
“祇園小唄”や“朧月夜”などは懐かしい響きに合わせるように、しっとりと歌われています。

「大正琴は名古屋で生まれ、今年で100年になりました。毎年9月9日に大須観音でテントを張って記念の演奏会をしています。」とお話がありました。
大正琴の普及に携わってきた方の重みのあるお話に、皆様関心を持って耳を傾けられました。
また、本日使われている大正琴と先生が使われた楽器“和楽”を皆様に紹介したところ、皆様身を乗り出してご覧になられ、「どんな楽器なのか見せてもらえて謎が解けたわ。」「最近の大正琴はすごいね。私がやっていた頃とは違うね。」などの感想が聞かれました。

後半はヒットパレード特集として人気のある歌を次々と演奏され、お客様にマイクを渡して歌っていただきました。
「青い山脈」「瀬戸の花嫁」「南国土佐を後にして」「リンゴの唄」「北国の春」皆様で歌うと楽しさが倍増し、笑顔が広がっていきますね。

門下生の方からは「月2回の練習に通っていますが、ちっとも上達しません。でも先生とお話しするのが楽しくて続けています。」とお稽古の様子をお話されました。
加藤先生、琴和美会の皆様、大正琴の演奏ありがとうございました。