風邪退散で、はつらつ日和

2011年1月22日 音楽療法の先生がお見えになりました。

今日は日進市を中心に音楽療法士として活躍されている、岩切陽子先生にお越しいただきました。
岩切先生はバイオリニストでいらっしゃいます。
世界各地を演奏旅行されている時に、人種や言葉の壁を簡単に越えてしまう音楽の力を再認識されたそうです。

初めに「イガイガボール」という柔らかいゴム製のボールを皆様にお配りします。
「今から約2分間バイオリンを演奏します。その間、手のひらでボールを転がしながら聴いていてくださいね。体が変わってきますよ。」と岩切先生。
このボールでつぼを刺激すると、血流が良くなり体がポカポカしてくるとのこと。

「富士の山」のバイオリン演奏を聴きながらコロコロと手のひらでボールを転がします。
その後、靴を脱いで足のつぼも刺激します。
「どうですか?体が暑くなってきましたか?」と先生が尋ねると、うんうん、と頷きながら、「気持ちいいねぇ」と皆様。お顔も手のひらもピンク色です。
続いてカリンバというアフリカの民族楽器をご紹介。ひょうたんでできている楽器です。

その優しい音色に合わせてパタカラ体操をします。パタカラ体操は舌や唇、その周りの筋肉の衰えを予防し改善する運動です。
通常、唾を飲み込むのに、筋肉を36個も使うのだそう。これには皆様驚かれていました。

「小さな声でパ!」「パ!」「もうちょっと大きくパ!」「パ!」「思いっきり~」「パーーーーー!」そして「幸せなら手をたたこう」を手話で振り付けしながら歌いました。
足まで加わると順序がわからなくなってあたふた。あれ?あれ?と苦笑いです。頭にも体にもいい運動になったようです。

最後に、先生のバイオリン演奏「雪の降る町を」を聴いて、ほてった体をクールダウン。
「ダークダックスね」と懐かしそうにされる方、目をつむり口ずさみながら歌詞を思い出される方、ゆったりとバイオリンの音色に聞き惚れてみえました。
盛りだくさんであっという間の1時間、心も体もぽかぽかになりました。お客様からは「もっとバイオリン演奏を聴きたかった・・!」という感想もいただきました。
岩切先生、本日はお忙しい中ありがとうございました。

園児がやって来ました

2011年1月14日 園児たちがやって来ました。

有料老人ホーム「リバーサイドケア赤池」に緑区の光が丘保育園の子供たちが遊びに来てくれました。
以前から交流があり今回で3度目の訪問です。今回はふじ組の12名のちびっこ達の登場です。
紺のベストに白いベレー帽の制服姿に口々に「かわいい~」と声があがります。

「ドレミの歌」では小さい身体を揺らして一生懸命に楽器を演奏してくれました。
インタビューが始まります。
好きな食べ物は?・・・いちご、メロン、ラ・フランス、チーズケーキ。
好きな遊びは?・・・ブロック、ねんど、おままごと。

質問に悩みながら答える様子も見ていてとっても可愛いですね。
その後はスタッフが1ヶ月がかりで制作したポケモン玉入れ合戦の始まりです。2チームに分れて人気のキャラクターが描かれた大箱めがけてモンスターボールを投げ入れます。思ったより難しいかな?2回目は入居者様も参加して競い合います。
「やった!入った~!」「箱をよくねらってね」声援が飛び交います。

それぞれの箱からボールを取り出し、1・2・3・4・5・・と数えて勝敗を見守るのもわくわくします!
勝ったチームも負けたチームもよく頑張りました!
ここで登場したのが綿あめ機。この日のために色んな味のついた色ザラメを取り寄せ、スタッフがせっせっと作り出しました。

あまーい香りが漂いだすと、子供たちだけでなく入居者様もざわめきだしました。
「はい、どうぞ」「おいしいー!」「これはソーダ味だね」皆様おいしそうに頬張られていました。

最後に園児の皆さんが席を縫うように握手をして回ってくれました。
小さな手を握り締しめ「来てくれてありがとうね。」と入居者様は皆目を細めて言うと、すっかり打ち解けた子供たちはにこにことうなずいていました。

光が丘保育園から手作りのカラフルなカレンダーをいただくと、こちらからはゲームで使用したポケモン玉入れとモンスターボールをプレゼントしました。
「今日はどうもありがとうございました!」
並んで大きな声でお辞儀をして手を振りながら園児の皆さんが帰っていきました。

「また来年も来てほしい。」
「私ももう一度園児の頃に戻りたい。」
参加された皆様は一様に子供たちからパワーをもらった様子でした。
光が丘保育園の皆さん、ありがとうございました。元気に遊んでね!

2011年初詣で

1月5日(水) 2011年の初詣でに参りました。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年も最初の行事は「初詣で」から始まりました。昨年に引き続きリバーサイドケア赤池から目と鼻の先にある地元の守り神、「天地社」にお参りしました。

普段なかなか外出されない方も,初詣でとあらば、行かないわけにはまいりません。1月5日に47名の入居者様がこぞって参加されました。
一歩玄関を出ると真冬の空気に驚かれ、「やっぱり寒いね~。中にいると分らないからね。」

…と口々におっしゃりながらも、この寒さを逆に楽しんでいるかのようです。
「天地社」には社殿まで何段か階段がありますが、昨年車椅子がちょうど通れるスロープが設置されたこともあり、それほど苦労なくお参りが出来ます。
二礼二拍手一礼と神妙にお参りされる方や、お財布からありったけの小銭をお賽銭箱に入れる方もみえます。

それぞれの方の思いがきっと神様に通じていることでしょう。
午後になると境内のテントで氏子の方々からぜんざいが振舞われました。「わ~嬉しい!」と歓声があがります。

「お餅に注意して下さいね。」と心配して声を掛けるスタッフですが、皆様無事に召し上がれました。
温かく甘いぜんざいに神様の優しさを感じるひとときでした。

お参りがすむと、天地社に隣接した喫茶店「アイドル」に入り、コーヒーを飲みながらおしゃべりタイム。
喫茶店を占拠して(?)にぎにぎしく初詣でを終えることができました。

今年も日常の小さな行事でも入居者様の気持ちに寄り添いながら、大切に月日を重ねていきたいです。

どうかこの一年健康で楽しく過ごせますように!