知多うまいものツアー

2011年5月19日・24日の2回催行でグルメのツアーです。

2011年5月19日、24日 南知多うまいもんめぐりツアーです。
5月を迎えようやく暖かくなり、皆様お待ちかねのバス旅行へ行ってまいりました。

両日とも汗ばむほどの行楽日和に恵まれ、行きたい気持ちに弾みがつきます。
今回は“南知多うまいもんめぐりツアー”と題して、舌の肥えた入居者様に味わっていただくグルメ企画です。

参加される方々は、はやる気持ちを抑えきれず、いそいそとバスに乗り込まれ、いざ出発です!
最近完成したばかりの高速道路“名二環”を走り、バスの中では歌やクイズで気分も盛り上がります。あっという間に最初の目的地の“魚太郎 本店”に到着です。
魚太郎本店は知多の海に面したお食事処で、知多の海の幸をもとめて各地からお客様が集まる人気のお店です。

一歩店内に踏み込むと海産物の市場になっており、昼食前に買物や試食を楽しみます。
「どれにしようかな。」「この佃煮はご飯がすすむね。」
お食事はエビフライとお刺身の特別メニューを用意していただきました。
「エビフライが大きいわね。」「お刺身も種類がたくさんあるね。」
美味しいお料理とお店の方のおもてなしに気持ちよくお食事することができました。

お食事が済むと次はいちご狩りです。
“いちごの丘”には大きなビニールハウスの中に何列もの苺の棚があり、その中に車椅子の方でも入って行けるようになっています。
鈴なりに垂れ下がる苺の美しいこと!昼食でお腹いっぱいのはずなのに、苺は別腹でしょうか?
皆様手を伸ばして摘まれては頬張る姿が見受けられました。

もちろんスタッフもたくさん食べていたようです。(ご心配なく!)
バスの中では「何個いちごを食べましたか?」の問いかけに「20個」と答えた方がいらっしゃいました。
最後の目的地は“えびせんべいの里”です。知多のお土産と言ったら“えびせんべい”と言う位、規模も大きな有名店です。
数十種類のおせんべいに圧倒されながらも、試食しながらお気に入りを見つけるのも楽しいものです。

無料サービスのお茶やコーヒーをいただいてのんびり過ごされる方もあれば「娘や孫に買っていかないとね。」と何袋もお買い物される方もいらっしゃいました。帰りの車中でもお腹を壊される方もなく、無事にリバーサイド赤池に戻ってまいりました。

入念に準備してきたスタッフ達も参加された方々の笑顔の数々に癒されました。「昔は働きづめでいちご狩りは初めて。こんなに楽しいと思わなかった。また行きたい!」行きましょう。またお連れいたします。次回のバス旅行の予定は10月です。ご期待下さい!

マグロ解体ショー!!

2011年4月20日(水) 初めての「マグロ解体ショー」です。

本日は当施設開設以来、初の試み“マグロの解体ショー”です。プロの職人さんが目の前で大きな本マグロを捌いてくださいます。

本日の主役は、23kgの長崎の養殖本マグロ。1匹で入居者様100名分のお刺身をいただくことができます。
身の詰まった丸々した体はつやつや光ってとても美味しそう。マグロの登場に「おぉ~」と皆様、拍手で大歓迎です。

迫力満点の解体ショーが始まりました。
マグロ解体を披露してくださるのは、15年の経験をお持ちの左髙様です。
マグロおろし包丁を巧みに操り、部位の説明をされながら手際良く捌いていきます。カマトロという貴重な部分も見せていただきました。
「運のいい人は今日召し上がっていただけますよ。」とのお言葉に皆様お顔を見合わせてニコニコ。

「マグロは流れてくる水の空気で生きているので動きが止まると死んでしまうんです。ずっと泳いでいなければならないので養殖には広い場所が必要なんですよ。」
「マグロはなんと時速90㎞で泳ぐそうです。でも一体誰がどうやって速度を計ったのか不思議だと思いませんか?」
などとお話しくださいました。

入居者様からは積極的に質問も飛び出しました。
<養殖はどのくらいの大きさから始めるんですか?>
「稚魚から育てて大きくします。でも今、卵から養殖する技術を開発中なんですよ。」
<マグロは何を食べるんですか?>
「サンマ、イカ、トビウオなどです。」
左髙様は優しくおおらかな雰囲気で、楽しくお話しされながら進めてくださいます。
途中、長い包丁で力を入れる時は「力が要るので皆様、ヨイショ!と掛け声をお願いします!」「ヨイショ!ヨイショ!」と、職人さんと入居者様の共同作業です。

解体ショーの後もお楽しみが待っていました。
なんと!今、目の前で解体されたばかりのマグロの握り寿司の昼食です。
握ってくださるのは昨年12月にも「寿司祭り」でお世話になった天白区相生山団地の「新東寿司」のご主人と近隣の寿司店の店主さん計3名様です。
「脂が乗っていてとてもおいしいです。」
「とっても美味しかった。マグロがあんなに甘いものだと初めて知りました。また来てください!って職人さんに思わず言ってしまいましたよ。」
などと皆様から、大満足の笑顔とお言葉をたくさん聞かせていただきました。

見て、聞いて、味わって・・五感をフル活動しながら本日のイベント“マグロ解体ショー”お楽しみいただけたようです。
左髙様、寿司職人様、本日は本当にありがとうございました。

あきらとマドンナ

2011年3月24日(木)初登場「あきらとマドンナ」ハーモニカ演奏会

今日は初登場のグループにお越しいただきました。
男性のあきら様と女性の二人のマドンナ(美津子様、久恵様)によるハーモニカ演奏「あきらとマドンナ」です。
入居者様約50名がお集まりになり、会場は満員です。
「あきらとマドンナ」テーマ曲の演奏と自己紹介からスタートいたしました。

演奏曲は全部で17曲。皆様よくご存知の曲をセレクトしてくださいました。
赤い靴、青い山脈、北国の春、高校3年生などなど・・。歌詞カードなしでも口ずさめるかもしれませんが、あきら様は挿絵入りの素敵な歌詞カードを作ってくださいました。
皆様がハーモニカに合わせて歌えるようにとの嬉しい心遣いです。
「旅の夜風」の演奏ではあきら様が「映画『愛染かつら』の主題歌になりましたね。映画ご覧になられた方はみえますか?」とたずねると、大勢の方がうなずきながら手を挙げられていました。

途中、ハーモニカとタンバリンが合体した楽器(特注品だそうです)や、南米の楽器「サンポーニャ」を披露してくださいました。
サンポーニャは葦(あし)の木でできていて、見た目はただの筒なのですが「コンドルは飛んで行く」を思い出すような雄大な音色でした。遠くにいる恋人に合図を送る為にも使っていたそうです。
素敵な音色に皆様うっとりと聴き入ってみえました。

また、入居者様の出番もありました。お若い頃からハーモニカを演奏されているF様、C様です。
F様は「みかんの花咲く丘」をC様は「喜びも悲しみも幾歳月」を披露されました。お二人はこの日のために日々、お部屋で練習をされていたそうです。とてもお上手で素敵でした。
F様に感想を伺うと「緊張せず楽に演奏できました」と。さすがですね!

あきら様の独奏「荒城の月幻想的変奏曲」では目をつむり聴き入られる方も。
皆様から、「懐かしい曲ばかりで楽しかった。」「とても良いもの聴かせていただきました。是非また聴きたいです。」など感想を頂きました。

「あきらとマドンナ」の皆様には、打ち合わせなどで何度も足を運んでいただきました。
本当に素敵な演奏をありがとうございました!

マジック&大道芸口上

2011年2月11日(金) マジックと大道芸のボランティアにお越し頂きました。

本日は雪の降る中、マジックと大道芸口上を披露してくださるボランティアの浅野様にお越しいただきました。
浅野様は天白区の「マジック・大道芸愛好会」で活動されてみえる方です。
いろいろな老人ホームでボランティア活動をされてみえます。
前半30分間はマジックを披露してくださいました。

どれも不思議なものばかり。
折りたたんだ新聞紙の中に水を流し込んでも新聞紙が濡れていない!?
規則的に並んでいるはずのトランプのカードを、職員がめくるとなぜかキャラクターのカードに変わってしまう!?などなど・・。
「どうなってるの?全然わかんない・・。」と驚きです。

後半30分は大道芸口上です。
開演前、皆様にお聞きしたところ「大道芸口上・・?あまり聞いたことないわね」とおっしゃる方が多く、いったいどんな芸だろう?と期待の面持ちです。
大道芸口上という言葉はあまり聞きなれないですが“バナナの叩き売り”“ガマの油売り”などが有名で、ユ-モアを交えた語り口と啖呵のきいた軽妙な話術で、聞く人の心をとらえて愉快に楽しませる芸です。

今回は、浅野様の一押し“バナナの叩き売り”を披露してくださいました。
浅野様はバナナ売りの衣装に着替えて再登場、威勢の良い声でいよいよたたき売りが始まりました。

あの有名な“寅さん”が物を売る時の「焼けのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないヨ!ときた。」
のフレーズもあり、「あ~寅さん!」と皆様の心をぐっとつかみます。

本物のバナナが次から次に出てくるのも面白く、笑い声が沸き起こります。
テンポ良くあっという間のお時間でした。
参加された方からは、「バナナの叩き売りがとっても面白かった!ああいうのは初めてね」「マジックも良かったね、あの新聞紙はどうなっていたんだろうね?不思議だった。」と感想を頂きました。
浅野様、本日はマジックと大道芸口上、見ごたえたっぷりの1時間を本当にありがとうございました。

節分の豆まき

2月3日(木) 節分の豆まきを行いました。

季節の変わり目を意味する「節分」がやってきました。
今年も皆様の元に福を呼び寄せ、邪気を追い払うため、豆まきを行いました。
会場のトレーニングルーム入り口では鬼のお面がお出迎えです。

職員の鬼の姿は恒例となったようで、お席に着かれた皆様、今年は誰が鬼になるのかな?!と興味津々。
どこから鬼が登場するだろうか、と周りをきょろきょろ見回します。
職員から、節分に関するお話をさせていただき、さぁ豆まきの始まりです。

会場後方から2匹(?)の鬼が登場!
「ウォー!!」と威勢のいい声ですが、ちょっと細身です・・。
優しい2人の鬼は豆まきの標的となりましたが、今年も皆様が優しく投げてくださり一安心。
中には、鬼に近づこうと夢中になられ「ここから投げてください」の境界線を越えてしまわれる方も見えましたが・・。

「鬼は~外!福は~内!」と鬼退治はにぎやかに行なわれました。
各階ごとに分けて行ったため、最後のほうにはずいぶんお疲れの様子の鬼でした。
職員の男性二人、ご苦労様でした!

鬼を追い払ったあとは、こちらも恒例の、お茶タイムです。
職員手作りの白玉ぜんざいと、温かいお茶を飲みながら皆様談笑されました。
のんびりとお時間を過ごしていただけたようです。

今年も、皆様の元にたくさんの福が訪れますように・・!
まだまだ寒い日が続いていますが、明日は立春です。春はもうすぐ目の前ですね。

風邪退散で、はつらつ日和

2011年1月22日 音楽療法の先生がお見えになりました。

今日は日進市を中心に音楽療法士として活躍されている、岩切陽子先生にお越しいただきました。
岩切先生はバイオリニストでいらっしゃいます。
世界各地を演奏旅行されている時に、人種や言葉の壁を簡単に越えてしまう音楽の力を再認識されたそうです。

初めに「イガイガボール」という柔らかいゴム製のボールを皆様にお配りします。
「今から約2分間バイオリンを演奏します。その間、手のひらでボールを転がしながら聴いていてくださいね。体が変わってきますよ。」と岩切先生。
このボールでつぼを刺激すると、血流が良くなり体がポカポカしてくるとのこと。

「富士の山」のバイオリン演奏を聴きながらコロコロと手のひらでボールを転がします。
その後、靴を脱いで足のつぼも刺激します。
「どうですか?体が暑くなってきましたか?」と先生が尋ねると、うんうん、と頷きながら、「気持ちいいねぇ」と皆様。お顔も手のひらもピンク色です。
続いてカリンバというアフリカの民族楽器をご紹介。ひょうたんでできている楽器です。

その優しい音色に合わせてパタカラ体操をします。パタカラ体操は舌や唇、その周りの筋肉の衰えを予防し改善する運動です。
通常、唾を飲み込むのに、筋肉を36個も使うのだそう。これには皆様驚かれていました。

「小さな声でパ!」「パ!」「もうちょっと大きくパ!」「パ!」「思いっきり~」「パーーーーー!」そして「幸せなら手をたたこう」を手話で振り付けしながら歌いました。
足まで加わると順序がわからなくなってあたふた。あれ?あれ?と苦笑いです。頭にも体にもいい運動になったようです。

最後に、先生のバイオリン演奏「雪の降る町を」を聴いて、ほてった体をクールダウン。
「ダークダックスね」と懐かしそうにされる方、目をつむり口ずさみながら歌詞を思い出される方、ゆったりとバイオリンの音色に聞き惚れてみえました。
盛りだくさんであっという間の1時間、心も体もぽかぽかになりました。お客様からは「もっとバイオリン演奏を聴きたかった・・!」という感想もいただきました。
岩切先生、本日はお忙しい中ありがとうございました。

園児がやって来ました

2011年1月14日 園児たちがやって来ました。

有料老人ホーム「リバーサイドケア赤池」に緑区の光が丘保育園の子供たちが遊びに来てくれました。
以前から交流があり今回で3度目の訪問です。今回はふじ組の12名のちびっこ達の登場です。
紺のベストに白いベレー帽の制服姿に口々に「かわいい~」と声があがります。

「ドレミの歌」では小さい身体を揺らして一生懸命に楽器を演奏してくれました。
インタビューが始まります。
好きな食べ物は?・・・いちご、メロン、ラ・フランス、チーズケーキ。
好きな遊びは?・・・ブロック、ねんど、おままごと。

質問に悩みながら答える様子も見ていてとっても可愛いですね。
その後はスタッフが1ヶ月がかりで制作したポケモン玉入れ合戦の始まりです。2チームに分れて人気のキャラクターが描かれた大箱めがけてモンスターボールを投げ入れます。思ったより難しいかな?2回目は入居者様も参加して競い合います。
「やった!入った~!」「箱をよくねらってね」声援が飛び交います。

それぞれの箱からボールを取り出し、1・2・3・4・5・・と数えて勝敗を見守るのもわくわくします!
勝ったチームも負けたチームもよく頑張りました!
ここで登場したのが綿あめ機。この日のために色んな味のついた色ザラメを取り寄せ、スタッフがせっせっと作り出しました。

あまーい香りが漂いだすと、子供たちだけでなく入居者様もざわめきだしました。
「はい、どうぞ」「おいしいー!」「これはソーダ味だね」皆様おいしそうに頬張られていました。

最後に園児の皆さんが席を縫うように握手をして回ってくれました。
小さな手を握り締しめ「来てくれてありがとうね。」と入居者様は皆目を細めて言うと、すっかり打ち解けた子供たちはにこにことうなずいていました。

光が丘保育園から手作りのカラフルなカレンダーをいただくと、こちらからはゲームで使用したポケモン玉入れとモンスターボールをプレゼントしました。
「今日はどうもありがとうございました!」
並んで大きな声でお辞儀をして手を振りながら園児の皆さんが帰っていきました。

「また来年も来てほしい。」
「私ももう一度園児の頃に戻りたい。」
参加された皆様は一様に子供たちからパワーをもらった様子でした。
光が丘保育園の皆さん、ありがとうございました。元気に遊んでね!

2011年初詣で

1月5日(水) 2011年の初詣でに参りました。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年も最初の行事は「初詣で」から始まりました。昨年に引き続きリバーサイドケア赤池から目と鼻の先にある地元の守り神、「天地社」にお参りしました。

普段なかなか外出されない方も,初詣でとあらば、行かないわけにはまいりません。1月5日に47名の入居者様がこぞって参加されました。
一歩玄関を出ると真冬の空気に驚かれ、「やっぱり寒いね~。中にいると分らないからね。」

…と口々におっしゃりながらも、この寒さを逆に楽しんでいるかのようです。
「天地社」には社殿まで何段か階段がありますが、昨年車椅子がちょうど通れるスロープが設置されたこともあり、それほど苦労なくお参りが出来ます。
二礼二拍手一礼と神妙にお参りされる方や、お財布からありったけの小銭をお賽銭箱に入れる方もみえます。

それぞれの方の思いがきっと神様に通じていることでしょう。
午後になると境内のテントで氏子の方々からぜんざいが振舞われました。「わ~嬉しい!」と歓声があがります。

「お餅に注意して下さいね。」と心配して声を掛けるスタッフですが、皆様無事に召し上がれました。
温かく甘いぜんざいに神様の優しさを感じるひとときでした。

お参りがすむと、天地社に隣接した喫茶店「アイドル」に入り、コーヒーを飲みながらおしゃべりタイム。
喫茶店を占拠して(?)にぎにぎしく初詣でを終えることができました。

今年も日常の小さな行事でも入居者様の気持ちに寄り添いながら、大切に月日を重ねていきたいです。

どうかこの一年健康で楽しく過ごせますように!